ヤングマンにも浮上の目 上原加入でG外国人枠争い熾烈に
米メジャーのカブスから上原浩治(42)が10年ぶりに巨人に復帰したことで、「4」を巡る一軍の外国人枠争いが熾烈になってきた。
上原は昨季、カブスで49試合に登板して3勝4敗2セーブ、防御率3.98。メジャー9年間で95セーブを挙げた。斎藤投手総合コーチは「マシソン、カミネロも順調。その前(七回)とか間(八回)に挟んでもいいかな」と勝利の方程式の一角として七、八回を託す構想を明かしている。
ただ、外国人枠争いは決定事項ではない。新助っ人で4番候補のゲレーロ、マギーは当確としている高橋由伸監督(42)は「リリーフのマシソン、カミネロの2人も堅い」としながらも、「でもそこに日本人投手が代わりに入ってくれれば、もしかしたら違った形になるかもしれない」と春季キャンプ中、日刊ゲンダイのインタビューで語っている。
その「日本人」で、勝ちパターンの救援陣入りを目指していた西村、山口鉄、若手の池田は故障のため開幕絶望。そんな中、上原が緊急加入した。昨季不在だった澤村も一軍復帰を果たし、マシソン、カミネロの2人も安泰ではなくなってきた。そこで急浮上するのが、先発枠を争う新外国人のテイラー・ヤングマン(28)なのだ。