ツアー復帰の松山英樹 同組ウッズの熱狂ファンも眼中なし
この日はパー5で1イーグル、3バーディーと5つスコアを伸ばしたのが大きかった。グリーン上では15番、2番と2メートル前後の短いパーパットを外しているが、6戦ぶりのツアー復帰で手応えのあるアンダーパーをマークしダメージはないようだ。
何より3週間後に迫ったマスターズに向けての調整とみれば、むしろ上出来だ。
「タイガーと同組になるとペースを乱される選手が多いけれど、松山は気にならなかったようですね」とゴルフライターの吉川英三郎氏がこう言う。
「タイガーが出場したここ2試合では、予選ラウンド同組の選手はみんな予選落ちです。ホンダクラシックはB・スネデカーとP・キザー。バルスパー選手権はJ・スピースとH・ステンソンです。ジェネシスオープンでウッズと同組だったJ・トーマスが批判したウッズの熱狂ギャラリーも原因のひとつでしょう。ウッズにつくギャラリーは大声で叫んだり、スマホで写真を撮ったりとマナーが悪い。ホンダクラシックでは“池に打ち込め、バンカーに入れ”と叫んだウッズファンをトーマスが退場させている。そんな“事件”がツアー会場で増えているのです」
松山の大会2日目は、左手親指付け根の痛み再発よりも、ウッズ熱狂ファンの騒音のほうが心配だ。