思い出の地でプロ初安打 清宮は再びケガの功名にできるか

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 清宮は当時を振り返り、「体のケアやトレーニングなど意識が変わった」と言っている。あのケガはマイナスにはならなかったようだ。

 プロ入りしてからの清宮は、ベンチではどの選手よりも大きな声でチームを鼓舞している。限局性腹膜炎から退院し、練習を再開した際には、体を動かすことができなかった反動であちこちに強い張りが出た。同僚には「張りがヤバイ」と漏らしつつ、寮では時間をかけて黙々とストレッチなどでケアに励んでいた。「やるべきこと」に対して手を抜かず、真摯に取り組む姿勢はチーム内でも高く評価されている。

 この日は「3番一塁」でスタメン出場し、七回の第3打席で左中間を破る二塁打を放ち、二軍では13打席目にしてプロ初安打をマーク。第4打席では右腕小野の149キロの速球を右前打した。病気による一時離脱を「ケガの功名」とし、このまま波に乗っていけるか。

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