14試合連続無失点 Dバックス平野の“覚醒”の裏に右足の変化
日本で投げていたときとは、まるで別人だ。
ダイヤモンドバックス・平野佳寿(34)が6日(日本時間7日)のジャイアンツ戦で、2点リードの七回に登板。1死後、代打ペンスに内野安打を許したが、後続を併殺打に打ち取り、反撃を許さなかった。
これで平野は14試合連続無失点。ここまで29試合で2勝無敗、25奪三振、8四球、防御率1.73と好調で、ナ・リーグ西地区首位を走るチームでは欠かせない存在になっている。
昨年12月に海外FA権を行使し、メジャー移籍。しかし、当初は「本当に通用するのか?」という疑問の声が少なくなかった。
日本通算156セーブとはいえ、昨季は3勝7敗29セーブで、防御率2.67。
最多セーブを獲得した2014年も、1勝6敗40セーブ、防御率3.43と、いわゆる「劇場型」のリリーフ右腕で、年齢的にも下り坂と思われていたからだ。
評論家の三井浩二氏は「オリックス時代とはフォームが少し変わった」と、こう続ける。