ゲスト本番中もパット練習…男子ツアー人気貶める片山晋呉
男子ツアーは石川遼が今季から選手会長になって数々のツアー改革に取り組み、ギャラリー動員数がアップしていたのだが、身内のプロがとんでもない不祥事をしでかした。それも永久シード選手だからあきれる。
日本ゴルフツアー機構(青木功会長)は6日、先週行われた日本ツアー選手権のプロアマ戦で、「参加されたご招待客が、片山晋呉プロの対応に関し不愉快な思いをされ、プレーの続行を断念されるといった事態が生じました」と発表。6月中に懲戒、制裁委員会を開催して処分を下すという。
招待客は大会主催者の森ビル関係者で、協賛会社として会場に看板も出ていた。開催コースのメンバーでもあり、シングルの腕前で、永久シード選手の片山とのラウンドを楽しみにしていた。
ところが、ゲストがパットしている最中にも片山はパット練習に夢中で相手をしない。次のホールへ移動してもパット練習を続けて、不愉快に感じたゲストが早々にプレーをやめてしまったのだ。
男子ツアーは人気選手が不在で、スポンサーが離れて試合数が激減している。一方、女子ツアーはプロアマ戦でゲストを丁重にもてなすことで人気が高まり、試合数が増えてきた。そこで男子ツアーもようやくプロアマ戦を重視するようになったが、片山は「何で練習しちゃ悪いの」とコトの重大さにまだ気づいていないそうだ。
かつて、用具契約のゴルフシューズを「こんな靴は履いていられない」とロッカールームのゴミ箱に捨てて問題になったり、サインした色紙をギャラリーに向かって放り投げるなど片山にはトラブルが尽きない。そんな“問題児”をプロアマ戦に呼ぶこと自体が間違っている。