今季国内初出場も 松山英樹の態度に「勘違いでは」と厳しい声
【ダンロップ・スリクソン福島オープン】(福島・グランディ那須白河GC=6954ヤード・パー72)
今大会の目玉選手はメジャー全英オープン帰りの松山英樹(23)だ。
日本ツアーは約8カ月ぶりの出場で、今季初とあって注目を集めた。
しかし本場リンクスは悪天候のため27年ぶりに月曜日まで順延し、日本人初のメジャー優勝を期待されながら18位に終わった松山が帰国したのは、大会前日の22日。羽田空港に着くや、そのまま福島の会場へ直行という強行日程となった。
東北福祉大出身の松山は今大会に、特別な思いがあるという。もちろんクラブ契約を結ぶメーカーの主催大会ということもあるが、「震災があったことで、昨年からこの試合に出たい気持ちがあった……。優勝する姿を(東北の人たちに)見せるのが一番いいと思うが、やってみないとわからない。全力でプレーするところを見せられれば」と語っていた。
しかし、さすがに長距離移動による疲労の色は隠せなかった。試合中、両手をヒザについたり、つらそうに体を屈めるシーンも見られた。得意のショットは乱れ、18ホール中7ホールでパーオンできず、短いパットを外す場面も目立った。