崖っぷちアルゼンチンに内紛か 監督解任騒動に主力の喧嘩
アイスランド戦を引き分け、クロアチア戦に完敗、いまだ白星なしで1次リーグ突破が危ぶまれているアルゼンチンの内紛はとどまるところを知らない。
コトの発端は21日のクロアチア戦後に露呈したサンパオリ監督(58)と主力選手の確執だ。敗因を語ったサンパオリ監督について、FWアグエロ(30)が「言いたいことを言わせておけ」と発言。これを受けて複数のメディアは選手たちがサッカー協会に監督解任を要求していると報じた。代表幹部は「誤報」と事態の沈静化を図ったものの、騒動は収まりそうにない。
25日の英メディアによれば、サッカー協会のタピア会長はサンパオリ監督を支持。W杯期間中は指揮を執り続けることになり、アグエロは26日のナイジェリア戦を欠場する見込みだという。つまり公然と反旗を翻した主力をベンチスタートにするということだ。
かと思えば、アルゼンチンの地元紙はさらにクロアチア戦後のロッカールームでの衝突を報じている。DFマスケラーノ(34)が失点につながるミスをしたGKカバジェロ(36)を怒鳴り付けた際、止めに入ったMFパボン(22)と口論になり殴られたというのだ。