V候補がGL敗退危機に…アルゼンチン衝撃的惨敗の“元凶”
V候補アルゼンチンが44年ぶりのW杯開幕2戦勝ち星なしの屈辱にまみれ、16年ぶりの1次リーグ敗退の危機だ。
2014年ブラジル大会準優勝のアルゼンチンは、ロシアW杯1次リーグD組の初戦でアイスランドと対戦。エースMFメッシ(30=バルセロナ)のPK失敗が響き、まさかの1―1ドロー発進となった。そして迎えた2戦目(日本時間22日午前3時開始)。相手は初戦勝利のクロアチア。この日勝てば、決勝トーナメント進出が確定する。
序盤から初白星を狙ったアルゼンチンが攻勢をかけるが、一人の選手が“頑張り過ぎて”攻守のバランスを崩してしまった。大黒柱のメッシだ。
チームの攻撃の全権を任され、守備は免除されているメッシだが、PK失敗の責任を感じているのだろう。いつもは足元にボールが入ってドリブルするまで、チンタラ歩き回っているくせに開始直後から強烈プレスを掛けたり、激突しながらルーズボールを奪いに行ったり、ほとんど別人のような動きだった。
前半23分、自陣右サイド奥深くにクロアチア司令塔MFモドリッチ(32=Rマドリード)が攻め入った。するとメッシが持ち場を大きく離れ、ボールを奪おうと体をぶつけてアタック。まるで運動量が自慢の守備的MFみたいな立ち居振る舞いにチームメートもビックリ仰天しただろう。