田嶋会長が再びロシアへ クリンスマンと現地で電撃接触も
日本協会の田嶋幸三会長(60)が、次期日本代表監督の有力候補とされる元ドイツ代表FWのユルゲン・クリンスマン氏(53)と、ロシアで電撃交渉する可能性が浮上した。決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表とともに帰国した田嶋会長がW杯準決勝、決勝を視察するため再びロシア入りすることが判明。テレビ解説のため現地に滞在中のクリンスマン氏と接触するのではないかとの見方が広がっている。
もっとも、次期監督の人選を巡っては日本協会内でも意見が分裂している状態だ。外国人監督招聘案と日本人指揮官擁立案で割れていて、「クリンスマン氏もまだ外国人候補者の最右翼という立場に過ぎない」とする協会関係者もいるのだ。
6日には、ラジオ番組に出演した元西ドイツ代表FWのリトバルスキー氏(58)が、「3週間前に(クリンスマン氏と)話をした。彼は日本代表監督に興味を持っていたよ」と証言したが、興味を持っているだけなら、世界中にゴマンといる。
次期監督の選定は20日に開かれる技術委員会がひとつのメドとされる中、まだ予断を許さない状況が続きそうだ。