出場枠拡大前倒しか? FIFAが“忖度”する中国マネー918億円
だからだろう。カナダ、メキシコ、米国の3カ国共催となる2026年W杯からとなっている48カ国参加案が、次回22年カタール大会から実施される可能性が再燃している。この出場枠拡大の前倒しについてはFIFAのインファンティーノ会長が「時期尚早」との見解を示し、先月13日に開かれたFIFAの総会でも議題として諮られなかった。沈静化したはずが、ここにきて再び、モスクワを訪問しているカタールの大会組織委員会カテル副事務局長は「(48チーム参加の大会開催は)可能だ。エキサイティングな大会として成功するはずだ」と答えていると伝えられたのだ。
FIFAがカタール大会から参加国を増やしたい背景には、02年大会以来出場がない中国の「実力」と「カネ」がある。