67、68号連発も敗退…早実・野村を低迷中の早大が手ぐすね
第3シードの早実(西東京)が4回戦でノーシードの八王子学園八王子に敗れ、3年ぶりの夏の甲子園出場はならなかった。
「3番・三塁」で出場した野村大樹主将(3年)は1―6で迎えた七回に左翼場外に2ラン。4―7の九回1死からは「打たなきゃ男じゃない」と2打席連続となる通算68号2ランを放って1点差に詰め寄ったものの、あと1点届かなかった。2本塁打を含む5打数4安打4打点の野村は「打てたのはよかったけど負けてしまった。早過ぎる。主将として『一番長い夏にしよう』と話していたのに、終わってしまって悔しい」と唇をかむ。和泉実監督も「総合力で八王子に負けた。結果が出なかったのは監督の責任。全国で皆さんにお見せしたかった。大好きなチームだった」とガックリ肩を落とした。
夏に八王子学園八王子と対戦するのは、先輩の清宮(日本ハム)が入学した2015年から4年連続。15年の準々決勝は11―4で勝ち、野村が1年生だった16年の準々決勝は4―6で敗れた。17年準決勝は清宮が本塁打するなどで4―1で勝利していた。プロ注目のスラッガーだが、早実は早大の系列校でもあり、そのまま大学進学が濃厚だ。