7週間ぶり出場のイ・ボミ 予選落ちの原因はスタミナ不足
【大東建託・いい部屋ネットレディス】
7週間ぶりに試合に出場したイ・ボミ(29)。
かつて敵なしの最強女子プロだったが、最近は成績も低迷(賞金ランク86位)しており、そのうえツアーをしばらく離れて試合勘が鈍っていたのか2日間ともオーバーパー(73・75)をたたき通算4オーバー63位タイ。1打及ばず今季5度目の予選落ちだった。
実はサントリーレディス後に一時韓国に戻って、再来日した今月初旬に憩室炎を患って入院していた。
それから、「食事制限があり、野菜中心のメニュー。毎日トマトばかり食べている」(ボミ)と、体重も一時2、3キロ減ったそうだ。
「158センチと体は小さいのですが、本来はすごい大食漢です」と、ジャーナリストの太刀川正樹氏がこう語る。
「インタビューしながら一緒に昼食をとったことがあるのですが、その時にボミは揚げ物の定食を食べた後に、物足りなかったのかあんかけ焼きそばを追加注文してペロリと平らげていました。来日してからはうなぎが好物になり、ツアー会場の近くに名店を見つけては毎週金曜日に勝負食だといって必ず食べていました。韓国選手はよく食べることもプロにとって大切という認識があります。それが毎日トマトばかりではパワーも出ないでしょう」
脂っこい消化の悪い食事は今でも制限されているが、夏バテ解消に効果てきめんのうなぎをパクパク食べられるようにならない限り、ボミの完全復活への道のりは遠い。