9月場所は背水の陣 稀勢の里“現役続行”のボーダーラインは

公開日: 更新日:

 引退か復活か――。

 来る9月場所(9日初日)に向け、稽古のペースを上げている横綱稀勢の里(32)。3日は二所ノ関一門の連合稽古で小結の玉鷲を三番稽古で圧倒した。2日には出稽古に赴いた阿武松部屋で、阿武咲に10勝3敗と力を見せつけた。

 稀勢の里は、「次に出る場所で覚悟を決める」と明言している。成績次第では引退も濃厚。では、その「覚悟を決める」基準となるのは何か。

 ある親方は「もちろん、皆勤して勝ち越せば現役続行に決まっている」と、こう続ける。

「前半戦を何敗で乗り切れるかがカギでしょう。仮に初日から3連敗や4連敗でもしようものなら、その時点で心が折れ、途中休場からの引退会見は避けられない。皆勤しても負け越した場合ですが、そうなると本人は引退する気でも、内容次第では横綱審議委員会や協会が慰留する可能性が高い。慰留されたら、稀勢の里自身も『はい、わかりました』と引退を撤回するでしょうね。いずれにせよ、勝ち星と同じくらい、内容が重視される場所になりますよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭