プライド高く自身を正当化 貴乃花親方は典型的な“虚言癖”
30日、第70代横綱日馬富士の断髪式が国技館で行われた。観客は満員。マゲにハサミを入れるため、親交のある芸能人やスポーツ選手らも訪れた。
モンゴルからやってきた元横綱朝青龍もそのひとり。同郷の、それも特に可愛がっていた後輩とあって、「ひとつの歴史が消える」としみじみ話したものの、突然、「大変だね。相撲協会どうなっちゃうの?」と言ったのだ。
これが貴乃花親方(46)の引退劇を指すことは言うまでもない。誰もが予期しなかった9月25日の引退会見。「なぜこのタイミングでいきなり……?」と後援者は困惑したが、困惑を通り越してアキレたのが相撲協会であり周囲の親方衆ではないか。
貴乃花親方が退職を決断した理由を「協会からの有形無形の圧力」と言ったからだ。
貴乃花親方によれば9月場所後半、「ある役員」から「(3月に内閣府に提出した)告発状を事実無根と認めない限り一門に入れない。一門に所属しないと部屋を持てなくなる」と、圧力を受けたというのだ。貴乃花親方はその役員の名前を明かさなかったが、9月場所後半に説得を行ったのが阿武松理事(元関脇益荒雄)であることは、協会も阿武松理事本人も認めている。