プライド高く自身を正当化 貴乃花親方は典型的な“虚言癖”
その阿武松親方は本紙の直撃に「魂を懸けて説得した。それをどうとらえたかは本人に確認してください」と話した。あくまでも「魂を懸けた説得」であって「圧力」ではないというのだ。
協会も「一門に所属しない親方に対してペナルティーを科すといった議論は一切してない」「告発状が事実無根であることを認めなければ一門に入れないなどと伝えた事実はない」と圧力を否定している。
貴乃花親方は「真実を曲げて、告発状は事実無根だと認めることはわたしにはできません」とも話したが、「真実を曲げて」いるのはむしろ貴乃花親方の方。さる親方がこう言った。
「彼(貴乃花親方)は事実を自分に都合のいいようにねじ曲げるクセがある。今回は協会の圧力に屈して辞めざるを得なかった、自分は正しくて被害者であるという図式を世間にアピールしたかったのさ。これまでも平気でウソをついてきたからね」
昨年の11月場所中に発覚した日馬富士暴行事件から続く、一連の言動がいい例だ。
昨年12月、貴ノ岩は診断書を出さず、冬巡業を無断欠席。貴乃花親方は当初、「マスコミが大勢いて貴ノ岩が部屋から出られず、診断書も出せない。これは執行部の了承を得ている」と説明していた。マスコミが大挙して部屋に押し寄せたのは事実にせよ、執行部は了承しないどころか、八角理事長が「マスコミが邪魔なら救急車でも呼べばいいだろう!」と声を荒らげたくらい。聴取に応じられないほど具合が悪いのなら病院に入院させるのが筋だし、そうすれば診断書も出せるだろうというのが執行部側の言い分であって、了承などするはずがない。これは複数の理事が話していることだ。