金本辞任・坂井体制も崩壊…虎は岡田&鳥谷ラインで次代へ
「金本監督は社長との会談の席で、オーナー退任を伝えられた可能性があります。『後ろ盾』だったオーナーが辞めることがわかった以上、自分も身を引かざるを得ない。それが決定打になったのでしょう」(前出の関係者)
では、坂井オーナーはなぜ辞めることになったのか。
「過去2年間は、金本監督が坂井オーナーから編成も含めた全権を託されていた。ところが今年は、金本監督の求める補強に関して、親会社からのゴーサインが出なかった。早々とV逸が決定したこともあり、電鉄内だけでなく親会社の阪急阪神HDでも、球団運営を疑問視する声が出始め、坂井オーナーが辞任を決断せざるを得なくなったと聞いています。その結果、金本監督へのバックアップ体制は消滅。坂井オーナーの“クビ”によって、金本監督は外堀を埋められ、事実上の解任に追い込まれた」(阪神OB)
■最有力は矢野二軍監督だが…
次期監督は誰がやるのか。内部昇格では矢野燿大二軍監督(49)や平田勝男チーフコーチ(59)、オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザーの掛布雅之氏(63)、OBの岡田彰布氏(60)らの名前が挙がっている。