阪神ドラ1に根尾浮上 金本監督とフロントに吹く“すきま風”
投打二刀流の活躍に、ネット裏で視察した阪神のスカウトはさぞ、ホクホクだったに違いない。
1日に行われた福井国体・下関国際戦で、大阪桐蔭の根尾昂が「5番・投手」でスタメン出場。投げては自己最速タイの150キロをマークするなど5回無失点、打っては逆方向に特大の高校通算32号本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。
この根尾は今月25日に行われるドラフト会議で、1位指名が確実視されている。9月のU18後には「両方をやるにしろ、どっちかに絞るにしろ、レベルアップしないと」と二刀流継続にも意欲を見せており、中日などの指名が有力視される中、ここにきて阪神が1位指名を検討していることが判明した。
9月26日に親会社の阪神電鉄で行われたオーナー定例報告会。坂井オーナーや球団幹部が出席し、根尾を高く評価する声が出たというのだ。
■金本監督は即戦力投手を要望
親会社内には甲子園で活躍したスター選手を獲得したいという声があり、早い段階で根尾と同じ大阪桐蔭の藤原恭大の1位指名が浮上していた。