羽生結弦の右足首「本当の症状」 専門家はどう見ているか
「GPファイナルにはギリギリ間に合うかもしれませんが……」とは、メディカルトリート代々木治療室の若月順院長。
「羽生選手は関節が緩み、靱帯が損傷しているため、いわゆる『捻挫グセ』がついた状態だと思われます。今後、捻挫するたびに靱帯が損傷し続けるかどうか、なんとも言えないところです。手術するまでの状況ではないのでしょうが、競技を続けるためには足首の筋肉を鍛え、それでカバーするしかありません。痛みが引くまでに2~3週間、それから筋肉を再形成するには、3カ月はかかると思います。だから、筋肉が戻っていない状態で滑るとさらなる大ケガのリスクもある。羽生選手がGPファイナルにすべてをかけるというなら誰も止めないでしょうけど、もし4年後の北京五輪で大会3連覇を目指すなら、今回は無理をする必要はないと思います」
メジャーで活躍する大谷翔平(エンゼルス)ら、捻挫グセに悩まされるスポーツ選手は少なくない。無理は禁物だ。