最年少で国民栄誉賞の羽生結弦と辞退したイチローの違い
平昌五輪のフィギュアスケートで連覇を達成した羽生結弦(23)が国民栄誉賞授与式に紋付き袴姿で登場。安倍首相から表彰状や盾を受け取った。
アスリートで同賞の受賞を辞退したのがメジャーリーガーのイチローだ。2001年に日本人選手では史上初となるMVPを獲得。時の小泉内閣から授与を打診されたが、現役選手で発展途上を理由に固辞した。04年にもシーズン最多安打記録を更新して授与が検討されたものの、同じ理由で断っている。
羽生は今回、国民栄誉賞につきものの記念品はもらわなかった。その点については、「記念品は自分の中でみなさまの代表としての気持ちがある。みなさまと取れた賞であり、個人の気持ちを出したくないという思いから辞退させていただいた」と言った。
ちなみに冬季五輪選手としては史上初の受賞だが、羽生はまだ23歳。五輪連覇は偉業でも「まだ発展途上ですから……」と受賞を拒んでほしいファンもいた?