初V貴景勝が母校凱旋「調子に乗らずしっかり稽古する」
延べ8000人がV力士に熱狂した。
17日、貴景勝(22)が母校・埼玉栄高で優勝パレードと優勝報告会を行った。沿道には約5000人の観衆、学校には中・高合わせて約3000人の生徒が集まるなど、大盛況。もっとも、当の貴景勝は「調子に乗らず、次の場所に向けて稽古をする」と、むしろ気を引き締めた。
初V直後の本場所といえば、悪い意味でファンの記憶に残っているのが平幕の琴奨菊。大関時代の2016年1月場所で優勝するも、翌3月場所は8勝7敗。ファンの期待を裏切った。とはいえ、貴景勝にその心配はない。琴奨菊は当時、すでに31歳と力士としては“晩年”。一方、貴景勝は22歳と、まだまだこれからの若手だ。当然、意気込みも異なるし、浮かれて稽古が身につかない……なんてこともないだろう。
来場所も再び、母校に凱旋できそうだ。