八角理事長が喝…大関狙う貴景勝“覇気”以上に足りないもの

公開日: 更新日:

「覇気が足りない。若手に元気がない」

 相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、新春早々、苦言を呈した。

 7日に行われた横綱審議委員会による稽古総見。大関候補といわれる貴景勝(22)と御嶽海(26)は横綱白鵬から指名され、それぞれ5番、3番取るも、いずれも全敗だった。

 そんな姿に八角理事長は「喝」。

 冒頭の言葉に続けて、「稽古だから勝敗は関係ない。上に上がるんだぞ、というなら、全敗しても(白鵬を)押し込むなどしなきゃいけない」と話した。

 評論家の中澤潔氏は「それだけ現在の相撲に危機感を抱いているのでは」と、こう続ける。

「八角理事長は現役時代、稽古の虫。なにせ、春日野理事長(元横綱栃錦)が、『アイツほど稽古をする力士はいない』と舌を巻いたほどですから。力士の本業は稽古。本場所はあくまで普段、稽古をしているかのテストのようなもの。しかし、近年は3秒ももたない、粘りのない相撲が増えている。理事長としては当然の発言です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ