広島対策は“丸投げ”? 巨人スタッフ会議で投打コーチ言及
巨人は18日、都内のホテルでスタッフ会議を開いた。原辰徳監督(60)をはじめとした首脳陣、スタッフが3時間半を超えるミーティングで、今季のチーム方針、春季キャンプの一、二軍メンバーの振り分けなどを行った。原監督は「この組織で大きな目標に向かっていくという意思確認をした」と話した。
4年連続V逸中の巨人にとって、リーグ3連覇中の広島が最大のライバル。昨季も7勝17敗1分けと一方的にやられている。ここ数年のスタッフ会議では、「広島対策」が恒例の話題となっているが、原監督は「広島? まだ相手を見るというよりは、自分のチームをどういうふうに戦う“軍”にするか。ジャイアンツというチームをしっかりつくること」とかわした。
しかし、コーチ陣は違った。吉村打撃総合コーチは「対広島というより、反省すべきはホームゲーム(33勝38敗1分け)。カープはマツダ(スタジアム)で貯金20。そのへんの差が出ている。うちはホームで貯金が作れていない(借金5)のに、優勝なんてできるわけがない」とした上で、FAで広島から加入した丸について「心強い。広島がホームで強い理由を聞く? せっかく加わってくれたんだし、ゆっくり聞いてみたいよね」とニヤリと笑った。