OP戦3回零封も払拭できず ヤ軍・田中が抱える“アキレス腱”
ヤンキース・田中将大(30)が順調な仕上がりを見せている。
3日(日本時間4日)のタイガース戦にオープン戦初登板し、3回を1安打無失点、2奪三振と好投した。
田中は初回、先頭打者に中越えの三塁打を許したものの、2者連続三振と中飛に仕留めて無失点で切り抜ける。低めへの変化球を軸につけ入るすきを与えず、二、三回は3者凡退。予定していた2月26日のフィリーズ戦を雨で流し、仕切り直しの初マウンドは上々の結果となった。
地元メディアの予想によれば、今季の田中は右腕セベリーノ、左腕パクストン(前マリナーズ)に次ぐ先発3番手の位置付け。すでに開幕投手には昨季19勝(8敗)のセベリーノが内定しているものの、本来なら田中が大役を務めなければならない立場だ。
何しろ田中の今季年俸2200万ドル(約24億2000万円)は、主砲スタントン外野手の2600万ドル(約28億6000万円)に次いでチーム2位の高額年俸。今年2月にセベリーノが4年総額4000万ドル(約44億円)で契約延長したが、今季年俸は600万ドル(約6億6000万円=契約金含む)。田中の足元にも及ばない。