マリナーズ雄星に追い風 強力リリーバー2人が前倒し昇格
マリナーズ・菊池雄星(27)が10日(日本時間11日)のロイヤルズ戦に登板し、6回を2本塁打含む5安打3失点。勝利投手の権利を保持して降板したが、救援投手が同点に追いつかれて、またも初勝利はお預け。これで、3月29日のレッドソックス戦から3試合連続でリリーフ陣に足を引っ張られた。
マリナーズの救援陣で安定したパフォーマンスを発揮しているのはエリアス(8試合で1勝0敗2セーブ、防御率1.86)、ロスカップ(7試合で1勝0敗、防御率2.08)の左腕2人ぐらいのものだ。
しかし、ここに来て新人右腕のスワンソン(25)が昇格。さらに右肩痛で離脱している剛腕リリーバーのアームストロング(28)が順調な回復を見せており、早ければ今週中にもメジャーに復帰する見込み。アームストロングは昨季最終戦(対レンジャーズ)で初セーブをマークした遅咲きながら、直球のスピン量(平均2623)はメジャートップクラス。スライダーやカーブを織り交ぜたコンビネーションで、昨季は14試合(計14回3分の2)で15奪三振。今季は守護神につなぐセットアッパーに位置付けられていた。