白鵬休場“元号またぎ連続V”消滅…さらに消えたもう一つの夢
悲願はかないそうにない。
9日、横綱白鵬(34)の5月場所休場を、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が明らかにした。
この日、白鵬は朝稽古に姿を現さず、師匠が報道陣に対応。「右上腕二頭筋断裂で、全治3週間以上」と説明した。
白鵬は先場所の千秋楽で右腕を負傷。それでも優勝インタビューでは得意満面で三本締めを披露したものの、思ったよりケガは深刻だったようだ。
仮に5月場所に出場して賜杯を抱いたとしたら、元号をまたいでの連続優勝になるところだった。元号が短いスパンで変わっていた江戸時代でも谷風(安永―天明)、秀ノ山(天保―弘化)の2人しかおらず、明治以降はひとりもいない。その栄誉を勝ち取るチャンスを逃したのは、記録好きの白鵬にとって無念だろう。
5月場所は日米首脳会談で来日する米国のトランプ大統領が観戦を希望し、「トランプ杯をつくるのではないか」というウワサも出ている。それも白鵬には無縁の話になった。
■問題児が“五輪の顔”でいいのか