今季20勝もある ドジャーズ前田ローテ定着で弾くソロバン
西の名門球団に所属する日本人右腕が好調だ。
ドジャース・前田健太(31)が15日(日本時間16日)のパドレス戦で5勝目(2敗)をマーク。韓国人左腕の柳賢振と並ぶチームの勝ち頭で、ダイヤモンドバックス・グリンキー(6勝1敗)らに次いでリーグ3位タイだ。
今季の前田はエース左腕カーショーが負傷者リスト(IL)入りしたこともあり、開幕からローテに定着。ここまで9試合(計51・1回)で、防御率3・51と、まずまずの投球を披露している。1試合当たり6・25点と打線の援護を受けており、10日間の負傷者リスト(IL)入りする見込みであることが分かったものの、昨季の8勝をクリアするのは時間の問題だ。
「持ち球であるスライダーを効果的に使えているのが今季好調な要因でしょう。この調子を維持できれば、昨季までのようにレギュラーシーズン途中に中継ぎに回されるとは考えにくい。強力打線にも支えられ、20勝する可能性もあると思う」(スポーツライター・友成那智氏)
前田の契約には約3億3000万円の年俸に加え、先発試合数や登板イニング数などに応じて出来高払いが盛り込まれている。項目の全てをクリアすれば、最大で年間約14億4000万円を手にする。メジャー1年目は32試合に先発、計175・2回に登板し、年俸約13億2700万円を稼いだ。