性格がマジメすぎる矢後太規 元横綱に可愛がられた“堅物”

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尾車部屋・前頭12枚目・24歳

「マジメなんですが、ちょっと堅すぎる点が玉にキズですね」

 あるタニマチ筋が、苦笑いする。

 中央大学出身の大卒力士ながら、小手先に頼った小技は使わない、正統派の四つ相撲。巨体を生かした、スケールの大きい相撲が特徴だ。

 子供の頃から相撲に熱中し、相撲強豪校の埼玉栄に留学。しかし、当初は「どうしてもプロに行きたい」という様子ではなかったという。

「大学でも個人タイトルとはほぼ無縁。何事もなければ、実業団で相撲を続けていたでしょう。それが4年時に学生横綱に輝いた。そこから角界に注目されるようになり、いくつかの部屋から勧誘されたそうです。尾車部屋を選んだのは、中央大学の先輩である豪風(現押尾川親方)がいたから。当初は埼玉栄出身者が多い境川部屋が有力視されていたんですけどね」(冒頭のタニマチ筋)

■マジメ過ぎるのが玉にキズ

 性格に関しては誰もが「マジメ」と口を揃え、サボリや手抜きは絶対にしない。半面、土俵ではその性格がアダになっている。

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