歪んだ特権意識か…韓国プロ野球選手の飲酒運転なぜ相次ぐ
「韓国では今年に入り、芸能人の飲酒運転も社会問題になっているが、取り締まりはかなり厳しく行われています。そのため運転代行業がはやっており、テレビでCMが流れるほどです。野球選手や芸能人の飲酒運転がなくならないのは、彼らが強い特権意識を持っているからです。韓国は今、『カネを稼ぐ者と稼げない者』という2つの階級しかないといわれている。特に若い連中は『大金を稼ぐ者は特別な人間。飲酒運転ぐらいは許される』と思っていて、警察のお目こぼしも過去にあったのは事実です」
さらに太刀川氏が続ける。
「野球選手でいえば、日本に比べて、『プロである前にひとりの社会人である』という意識が欠けている者が多い。日本ではスポーツ界でも『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな』という言葉が浸透している。韓国は教育の問題もあるでしょうが、スポーツは人間形成ではなく、金儲けの手段としか考えていない。一方で、財閥やカネを持っている人間に対して国民が厳しい目を向けるようになってきたことが有名人の飲酒運転が報道されるようになってきた要因とも言えます」
険悪な関係が続く隣国の歪んだ一面と言えよう。