U-22日本代表の快進撃止まる ポルトガル相手に0-1で初黒星
東京五輪世代(23歳以下)のU―22(22歳以下)日本代表の快進撃が止まった。
フランスで行われているトゥーロン国際大会3試合目(日本時間8日午前0時5分開始)の相手ポルトガルに1―0で逃げ切られたのだ。
試合の大半の主導権を握ったのは日本だった。
今大会初先発のFW小松、FW小川、シャドーに入ったMF伊藤、MF神谷を中心に攻め立て、ボール支配率でも上回ったが、後半40分にカウンターから失点を喫して万事休す。イングランド戦2―1、チリ戦6―1に続いて大会3勝目を逃してしまった。
「A代表に招集された18歳MF久保を筆頭に主力を欠き、試合ごとにメンバーを大幅に変えながら日本代表はポルトガル戦も含め、うまくやりくりしながら内容の伴った戦いを見せていた。しかし、ポルトガル戦では〈最後の決定力に欠ける〉〈終盤に失点する〉という“ひ弱さ”を露呈してしまった。パスをつないでボール支配率を高め、攻守の連動性など組織力で試合を優位に進めていく日本だが、たとえば単独で相手DFを切り裂いていくFWなど〈個の力〉で試合を決め切る選手の出現が待たれます」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)
まずは現有戦力で勝ち進んで「国際経験を積み重ねてほしい」(六川氏)ものである。