現地“知名度ゼロ”の南野 キルギス戦は「結果にこだわる」
「ホンダ(本田圭佑=フィテッセ)やカガワ(香川真司=サラゴサ)はいないのか」。キルギスの人々にとって日本のスター選手は依然として彼らのまま。今季欧州CL参戦中で欧州王者・リバプール相手にゴールを挙げた南野拓実(ザルツブルク)でさえ、知名度はまだまだ低い。2022年カタールW杯アジア2次予選突入後、3戦4発と気を吐く新エースは、果たして14日のキルギス戦でその名を轟かせることができるのか……。
日本代表のビシュケク入りから1日が経過し、迎えた12日。現地は清々しい快晴に恵まれた。日中は気温10度を超えるが、朝晩は0度近くまで冷え込む。日本の1月頃の気候と言えば、分かりやすいかも知れない。
キルギス人の生活を垣間見ようと市内最大の市場「オシュ・バザール」に出かけた。
衣料品に始まり、穀物やスパイス類、パンや青果や精肉、鮮魚などを扱う店舗が所狭しと並ぶこの地には、平日の昼間にも関わらず、大勢の人々が集結していた。さすがは「ビシュケクの台所」と言われるだけの活気と熱気が感じられた。