キルギス戦は久保抜き 森保Jの注目は…六川亨氏に聞いた

公開日: 更新日:

 14日にカタールW杯アジア2次予選・キルギス戦を控えている森保ジャパンは日本時間11日未明に現地入りし、同日午後に初練習を行った。世界ランキングは日本の28位に対してキルギスは94位だ。〈日本がゴールをどれだけ奪って勝つか?〉が焦点となる。

 18歳MF久保建英(マジョルカ)が代表最年少ゴール記録を更新するか? にも興味が集まっていたが、森保監督が東京五輪世代のU―22代表の活動に専念させる方針を決めたことで久保はキルギス戦メンバーから外れた。

 その久保は10日のビジャレアル戦でスペイン初ゴール。上昇機運に乗っているところ。それだけに日本代表メンバーから外れているのは、残念としか言いようがない。

 久保のいないキルギス戦で一体、何に注目すればいいのか? 元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が「レギュラー1トップのFW大迫勇也(29)がコンディション不良で招集外となり、その〈代役〉として招集されたFW鈴木武蔵(25)のパフォーマンスを注視したい」とこう続ける。

「今季J1で12得点。ランキング5位タイながら日本人選手の中では横浜MのFW仲川の13得点に次いで堂々の2位タイです。身長182センチ、体重71キロの大迫よりもひと回り大きなフィジカル(185センチ、75キロ)を誇り、スピードも大迫をしのいでいる。あとは大迫の真骨頂である〈ポストプレーの秀逸さ〉〈縦パスをもらう際のボールの収まり具合〉〈決定力〉などがさらにレベルアップすれば〈ポスト大迫〉として森保ジャパンにとって貴重な戦力となる。今季Jでの好調パフォーマンスが、W杯予選という公式の国際試合で通用するのか? じっくりと見定めたい」

 キルギス戦は14日午後8時15分キックオフだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…