堂安見せ場なしでPSV完敗 五輪代表でもベンチ要員の危機
オランダの名門PSV所属の日本代表MF堂安律(21)が、日本時間8日に行われた欧州リーグ(EL)の敵地LASKリンツ(オーストリア)戦に先発(午前3時キックオフ)。見せ場なしに終わり、チームも1―4の完敗を喫した。
前半5分、PSVが先制するが、その後は終始リンツがペースを掌握。
後半11分にリンツが同点に追いつき、その4分後だった。堂安が相手エリア右サイドでファウルを受けて転倒。FKで試合が再開された。堂安は17歳FWイハッタレンとのパス交換で攻撃を組み立てようとするが、相手選手のプレスに引っ掛かってボールを簡単にロストしてしまい、そのままカウンターを食らう。
相手シュートを一度はPSVのGKが左手一本でセーブするも、そのコボレ球を相手FWフリーザーに押し込まれ、PSVは逆転されてしまう。その直後、堂安はベンチに強制送還。相手逆転弾の発端となった軽率プレーに対するペナルティーもあっただろうし、そもそも攻撃系の選手としてチームに貢献できない堂安のベンチ送りは、むしろ遅いくらいだった。