日本はビーチW杯4位…ラモス監督は選手のメンタル面を指摘
リードが2点に広がって、日本ベンチではラモス監督も両手でガッツポーズ。選手と喜びを分かち合った。だが、わずか16秒後にロシアがスーパーゴールで反撃開始だ。
左サイドのFPゼムスコフ選手が、空中のボールを右足でジャンピングボレーシュート。これが日本の右サイドネットにまっしぐら。1点差に迫ってロシア選手は活気付き、日本選手の足取りは重くなるばかり。その差が第3ピリオドに出た。
26分、ロシアのFPマカロフが、マーカーのFP大場選手を振り払ってシュート。3分後にはGK照喜名がファンブルしたボールをFPゼムスコフが押し込み、この日3点目をマーク。これが決勝点となってロシアが3位、日本はメダル圏外の4位に終わった。敗因のひとつとして選手が異口同音に話すのが、日本は「リードしてからの試合の進め方が悪い」。ロシア戦後、チーム最年長の40歳FP田畑が言った。
「日本代表に足りないものは明確です、リードしている状況での戦い方がよくありません。リードしたら、まずはボールを回すなどして相手を走らせ、疲れさせるべき。それが日本はできない。疲れているのにどんどん前に出て行ったり、ゲームコントロールができないのです。この部分はロシアの方が上手でした」