エ軍が大谷の“兄貴”マルドナード狙い 二刀流復帰に追い風
各球団のGMや代理人などの大リーグ関係者が一堂に会する恒例のウインターミーティングが9日(日本時間10日)にカリフォルニア州サンディエゴで開幕した。
同ミーティングは12日まで行われ、巨人・山口(32)、DeNA・筒香(28)らメジャー移籍を目指す日本人選手のほか、今オフFA市場最大の目玉であるコール(29=前アストロズ)の動向にも注目が集まる。
この右腕には田中将大のヤンキース、大谷翔平のエンゼルスなど日本人選手が所属する球団も関心を寄せている。
エンゼルスは先発陣の立て直しのほか、正捕手獲得も今オフの補強ポイントだけに、コールに加えてマーティン・マルドナード捕手(33=前アストロズ)もリストアップし、ライバル球団のバッテリーごと獲得に動くともっぱらだ。マルドナードとは今週中にも本人を交えた交渉を行うという。
マルドナードは昨季途中に移籍したアストロズでコールの専属捕手を務め、ア・リーグ西地区3連覇、2年ぶりのワールドシリーズ進出に貢献した。
エンゼルスが、このベテラン捕手取りに動くのは、本命であるコールの気を引く狙いもあるとみられるが、獲得が実現すれば来季中の二刀流復帰を目指す大谷にとってもメリットは大だ。