巨人の新助っ人 頼みはパーラより韓国球界から移籍の右腕
話題性や知名度なら断然、メジャーリーガーだろう。
29日、巨人の新外国人3人が都内ホテルで会見、最も脚光を浴びたのは昨季のワールドシリーズを制した元ナショナルズの外野手、ジェラルド・パーラ(32)だった。
ナショナルズファンはパーラの登場曲「ベビー・シャーク」が流れると、両手を上下に閉じたり開いたりするポーズをとる。写真撮影では本人だけでなく、投手のチアゴ・ビエイラ(27=ホワイトソックス)やエンジェル・サンチェス(30=韓国SK)、原監督まで笑顔でこの「シャークダンス」を披露した。
メジャー通算88本塁打の実績があるものの、昨季はもっぱら代打や守備固め要員。ワールドシリーズは3タコ2三振だった。すでに46億円超を稼いでお腹いっぱい、盛りの過ぎた選手というのが周囲の評価だった。
原監督は「希望はクリーンアップ」と言ったが、あくまでも「希望」か。
首脳陣の期待は右腕サンチェスの方だろう。昨季15勝4敗で貯金11、ただひとり規定投球回数に達した山口がブルージェイズに移籍。何よりも先発の補強が急務だったからだ。