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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【柏】

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 イタリアでは3部リーグ所属選手のコロナ感染が報じられるなど、彼ら自身も感染リスクにさらされる恐怖は拭い切れない。

 手洗いやうがいはもちろん、室内トレーニングジムの器具の消毒に努めているというが、吸水時のペットボトルの共用など、サッカー選手ならではの課題もある。

「ペットボトルは口をつけて飲んでるわけじゃないですけどね……。そこまで神経質な選手はサッカー界にはいないんじゃないかな」

 大谷は苦笑いしていたが、可能な限りの自己防衛をするしかないのが実情なのだ。

 一方、クラブとしては再開時期が完全に定まらないため、チケット販売や試合のPR、イベントの準備などに取り掛かれない大変さがある。「現在、テレワークはしてないですけど、会社に出てきても様子見なので積極的に動けません」と、あるスタッフも嘆く。

 昨季、J2降格によって平均観客数が9471人とJ1在籍時の1万1000人台から大幅減を余儀なくされた柏にとって、2年ぶりのJ1復帰で入場料収入の増加が見込まれていた。

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