コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【柏】
それだけに、状況は痛いと言わざるを得ない。
コロナウイルスの影響が長期化し、日本経済へのダメージが深刻になれば、メインスポンサーである日立製作所の動向に変化が生じないとも限らない。不安は皆無とは言えないのである。
「サッカーは人々の健康があってのもの。無観客試合とかいろんな話も出てますけど、やっぱりお客さんに『スタジアムに来て良かった』と思ってもらえるようなプレーをしたい。早く普通の生活ができるようになることを祈りながら、100%の準備をします」
こう語気を強めた大谷の思いが、クラブ全員の共通した願いである。
再開予定の4月4日の鹿島戦で選手全員が爆発的し、9年前と同じ軌跡を描くことができるか? 柏は前だけを見据えて取り組んでいく。