6月のW杯予選延期にショック…森保監督が途方に暮れている
サッカー界はテンヤワンヤだ。FIFA(国際サッカー連盟)とAFC(アジアサッカー連盟)が、新型コロナウイルス禍の影響で、3月と6月の2022年カタールW杯アジア2次予選の計4試合の延期を決めた。
中でも<6月>が、大きな波紋を呼んでいる。
「日本のサッカー関係者は<3月後半の予選2試合の延期は仕方ないにしても6月4日と9日の予選2試合までも延期になる>とは想定していなかったので各方面に少なからずショックを与えている」(放送関係者)
JFA職員にとっては日程変更に伴って仕事量が増えてテンテコマイだろうが、日本代表と五輪代表の指揮官を兼務している森保一監督(51)にしてみたら、W杯予選の延期はショッキングと言うしかないだろう。放送関係者がこう話す。
「森保監督は慎重な性格が災いしてか、なかなか選手を絞り切れない、試合中の戦況分析が後手に回る、選手交代のタイミングが遅い――という点がマイナス評価となっている。この状況を払拭するために森保監督は試合を多くこなし、レベルアップを図りたいところ。実は3月後半のW杯予選2試合に勝利して2次予選の突破を決めた場合、消化試合となる6月4日のタジキスタン戦(神戸)、9日のキルギス戦(大阪)に23歳以下の五輪代表を出場させることで調整が進んでいた。7月24日開幕の東京五輪に向けて格好の強化マッチになるところだったのに延期となってチャンスを失い、森保監督も途方に暮れているでしょう」