著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【鹿島】

公開日: 更新日:

「再開したら全然違う姿を見せられる自信がある」(三竿健斗)

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、18日のJリーグ再開は9日に開かれた日本野球機構(NPB)とJリーグの第2回「対策連絡会議」の答申を受け、NPBは<3月20日の開幕>の延期が決まった。Jリーグは<3月いっぱいまで再延期>(正式には12日のJ実行委員会で決定)となり、最速でも4月第1週に再開はズレ込みそうな気配だ。

 3月最終週の2022年カタールW杯のアジア2次予選2試合の延期も確実となり、同時期開催のU-23(23歳以下)日本代表の親善試合2戦も中止される状況下、延期された期間をどう有効活用するか? Jクラブに問われている。とりわけ2月23日のJリーグ開幕の広島戦を0ー3で大敗した常勝軍団・鹿島には、その意識が強い。彼らは3日に1度のペースで練習試合を行うなど、一生懸命にチームの完成度を高めようとしている。

 2018年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇へと導いた大岩剛前監督が去り、今季からザーゴ監督率いる新体制に移行した鹿島。しかし、始動後すぐに迎えた1月28日のACLプレーオフを落として本戦出場権を失ったうえ、2月16日のYBCルヴァン杯の初戦・名古屋戦も落としてしまい、翌週の広島戦も3失点黒星と、1勝もできていない。「今季の鹿島は一体、どうなっているのか?」といった疑問や不安の声がファン、関係者から高まっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード