5月8日開催のKリーグがJリーグ「6月前倒し再開」の鍵に
8日に韓国のプロサッカーリーグ「Kリーグ」が開幕を迎える。新型コロナウイルス禍でベラルーシ、タジキスタン、香港など数カ国しか国内リーグが行われていない中、ついにW杯常連国である韓国が開幕に踏み切るとあって、世界中のサッカーファンがKリーグを注視している。
「8日午後7時キックオフの開幕戦をKリーグは公式ユーチューブと公式ツイッターで世界リアル配信を行う予定です。Kリーグは所属選手、監督にコーチ、スタッフ、審判らを対象に新型コロナの検査を実施。全員が陰性だったことを明らかにしており、韓国のサッカー関係者たちは、自信満々で開幕を迎えようとしている」(放送関係者)
翻って日本の場合、何度も再開を延期した揚げ句、現在は「7月再開が目標」(前出の関係者)ともっぱら。そこにお隣Kリーグの開幕である。
「韓国のサッカー界には伝統的に<日本に対する強烈なライバル心>があり、何としてもJリーグに先駆けてリーグ戦を実施したいという思いが8日の開幕につながった。そもそも韓国はドイツと並んでPCR検査大国。Kリーグの選手たちを優先的に検査することに国民のマイナス感情はなかった。もし日本でJ1~J3の選手やスタッフら総勢2000人を検査するとなると<サッカーだけ特別扱いなのか?>と批判されかねない。Kリーグのように<リーグ判断を優先して再開に踏み切る>ことが、なかなか難しいJリーグにとってKリーグで感染者が出た場合の善後策をシミュレートできるなどプラス材料は多い」(前出の関係者)
もしかしたらJリーグ<6月再開>の追い風になるかも知れない――。