欧州サッカーもJリーグも…開幕判断の裏に高額放映権料
新型コロナウイルス禍により中断している欧州サッカー界に新たな動きが出始めた。
現地21日、フランスのプロリーグ機構が「6月17日にリーグを再開する予定」と発表。今季残り試合を7月25日までに消化し、来季を8月22、23日に開幕させるという。イタリアのセリエAも現地21日、リーグ戦を最後まで行うことで全20クラブが合意したと発表した。
現地20日には、ドイツ有力メディア「ビルト」電子版に、ドルトムントがある州の知事が「無観客試合の開催が想像できる」、バイエルン州知事は「サッカーのある週末は、ない週末よりもはるかに耐えられる」とコメント。ドイツプロリーグのトップが「前向きな合図」と応えたことを紹介し、「1、2部計36クラブが23日に会合を開いて5月9日の再開が話し合われる」と報じた。
同じ欧州でもオランダ協会は現地21日、「今季リーグを打ち切る方針」と発表。ベルギー協会は3月初旬に打ち切りを決議し、現地27日の会合で最終決定となる。この欧州各国の動きについて某サッカー関係者が「放映権料が高い国は何とか再開したい。安い国は打ち切りやむなしと両極端の傾向にある」とこう続ける。