MLBが報酬巡り迷走 エ軍大谷はどっちに転んでもひとり勝ち
コロナ禍により延期されたレギュラーシーズンの開幕を巡って、大リーグのオーナー側と選手会側の迷走が続いている。
ここに来て、一部の球団オーナーが今シーズンの中止を受け入れる方針を明らかにしたという。米スポーツ専門局ESPN(電子版)が31日(日本時間1日)に報じた。
記事によれば、今季はテレビ放映権料が大幅に目減りする上に、入場料収入も見込めないことから、複数のオーナーが選手の人件費を削減して損失を抑えようと考えているという。
一方の選手会側も対抗手段に打って出た。複数の米メディアが伝えたところによると、今季は114試合を実施する代わりに、3月に合意した試合数に応じた給料を満額支給するようオーナー側に要望書を提出したという。
現時点で経営者側、選手会側とも歩み寄る姿勢は見せていない。一部選手はストも辞さない構えだけに、今後の交渉次第では中止に追い込まれる可能性も出てきた。
メジャーは先行き不透明な状況だが、どっちに転んでも痛くも痒くもないのが大谷翔平(25=エンゼルス)ではないか。