19歳笹生優花がデビュー2戦目でV ジャンボ門下生なぜ強い
あるツアー関係者が言う。
「ジャンボはクラブをしっかり振れる体づくりを重視する。女子プロには手取り足取り細かいアドバイスはしない。スイングについてヒントは与えるが、最後は自分で考えさせる。あれこれ教えるツアーコーチが多い中で、ジャンボはそこが違う。例えば昨年、原が優勝したときに使っていたパターはジャンボからプレゼントされたもの。ジャンボは『始動するとき、何かひとつ動作を入れろ』とアドバイスのメッセージを送っている。全盛時、『静から動への動きが一番難しい』と語っていましたからね。教え子の原にはこんな動きを入れろとは言わず、自分で考え、見つけさせる。それが尾崎流なんです」
かつて「国内で敵なし」と言われた師匠は、永久シード選手の資格でレギュラーツアーに出場することもあるが、クラブを杖代わりにして歩く姿は痛々しく、持病の腰痛で途中棄権することも珍しくない。弟子の笹生は米女子ツアー参戦を目指している。いつまでもツアーにしがみついていないで、世界に通用する女子プロを育てたらどうか。