PSGは60億円 久保建英スタメン奪取なら移籍金100億円超え
スペインリーグ1部開幕2試合のキックオフの笛をベンチで聞くことになったビジャレアル所属の日本代表FW久保建英(19)。2試合の合計出場時間は18分間(アディショナルタイムを除く)に過ぎないが、セビリアの指揮官時代に欧州EL3連覇の実績を誇るエメリ監督は「タケの成長には満足している。私が求めているレベルに近づいている。スタメン入りのチャンスは間違いなくある。すでに準備はできている」と地元メディアにコメントしている。
カネの面でも久保の評価はウナギ上りだ。
JリーグのFC東京から<移籍金0円>でスペインの名門レアル・マドリードに引き抜かれた久保は、2019―20年シーズンをレンタル移籍先のマジョルカで過ごした。
そして8月10日に新天地ビリャレアルにレンタル移籍。当時、地元紙「AS」は、久保の移籍金相場を36億円と報じたが、ビジャレアル入りの確定前、フランス1部の金満クラブ・パリSGが久保の獲得意志を示して<移籍金60億円を提示した>ともっぱら。
「久保が希望するポジションであるトップ下にはスペイン代表FWジェラール・モレノが、マジョルカでの主戦場だった右サイドにはナイジェリア代表FWチュクウェゼがレギュラーとして好調をキープし、定位置を奪うのは厳しい状況です。それでも左サイドのMFモイ・ゴメスと比較して久保が見劣りすることはない。現地27日にビジャレアルは名門バルセロナと対戦する。久保はベンチスタートだろうが、途中出場して好パフォーマンスを見せれば、バルサ戦の次節からレギュラー組に昇格する可能性は高い」(サッカー関係者)
久保がレギュラーポジションを奪い、10月22日に開幕する欧州ELで活躍すれば、移籍金100億円超えもあり得る。