久保建英の起用法で問われる“若き指揮官”エメリ監督の手腕
今週末に開幕するスペインリーグ。
注目は「前季5位の強豪ビジャレアルに移籍した日本代表FW久保建英(19)は、開幕戦でスタメン出場を果たせるのか?」である。
前所属マジョルカで久保は、攻撃的な右サイドを主戦場としていた。ビジャレアルではトレーニングマッチでトップ下をメインに右サイド、左サイドでも起用された。
現地では「攻撃的な3つのポジションを4人が争っている状況。これが48歳のエメリ監督を悩ませている」といった報道もあり、久保をどこで起用する気なのか、先発なのか、それともベンチスタートなのか。2013~16年のセビージャ監督時代に欧州EL3連覇と実績十分の大物指揮官もギリギリまで迷うのではないか、ともっぱらだ。
「セビージャの後はパリSG、アーセナルと欧州屈指のビッグクラブで采配を振って欧州CLでの経験値も高い。フォーメーションも4―2―3―1と4―4―2を巧みに使い分けたり、対戦相手の戦略を徹底的に分析したり、若き戦術家として高い評価を受けている。技術スキルの高い若手が大好きで試合にも積極的に起用するタイプとして知られ、そもそも久保の獲得はエメリ監督がフロントに猛烈プッシュして実現。開幕戦は、2列目の左サイドで先発させる可能性が高いでしょう」(サッカー関係者)