久保は奮闘も見せ場なし「新旧日本代表対決」は岡崎に軍配
今季スペインリーグの1部開幕戦で<新旧日本代表選手対決>が実現した。19歳のFW久保建英が所属するビジャレアルと34歳のFW岡崎慎司がプレーするウエスカとの一戦が、日本時間14日の午前1時30分にキックオフされたのである。
リーグ最少予算の弱小マジョルカ(今季2部に降格)から前季5位の強豪に移籍した久保はベンチスタート。前季2部優勝で昇格組の岡崎はスタメン出場を果たし、前半35分には右FKに好反応して強烈ヘディングシュート。わずかに右に外れたが、昨季チーム得点王の存在感を見せた。
前半43分にウエスカが先制。後半21分、VAR判定のPKを決めたビジャレアルが同点に追い付き、そして同32分に久保が投入されてトップ下のポジションに入った。
久保は、トップ下から1トップに移った大黒柱FWのジェラール・モレノ、右サイドの韋駄天FWチュクウェゼ、中盤の仕切り屋MFパレホとのコンビネーションから決勝点を狙おうと奮闘したが、見せ場なしに終わって試合も1―1のドロー決着。ビジャレアルが格下相手から勝ち点3を取り損なった格好である。