西武・平良 ドラ1候補を目の当たりにしても動じない肝っ玉

公開日: 更新日:

平良海馬(西武)投手・3年目・20歳

 173センチ、100キロ。あだ名は「男梅」だそうだ。そんなマメタンクのような体形から繰り出される速球の最速は160キロ。140~145キロのカットボール、チェンジアップも生きてくる。

 沖縄・石垣島出身。部員がわずか7人の八重山商工高から2017年のドラフト4位で西武に入団した。新人王の資格を持ったまま挑む3年目の今季は、開幕から10試合、9回3分の2を無安打無失点。一躍、脚光を浴びる存在となった。

 八重山商工で平良を見守った末吉昇一監督(現・具志川商野球部長)は高校時代をこう振り返る。

「宮古島の学校と連合を組んでいた2年生の2月のことです。我々が合同練習のために宮古島に行くと、JR東日本さんがキャンプをしていた。そこで、上のクラスの実力を知ってほしいと、当時ドラフト1位有力候補だった田嶋大樹投手(24=オリックス)の見学に行きました。しかし、平良は田嶋投手の投球を見ても全く気後れしなかった。『これくらいの球を投げればプロが注目するのか。自分も頑張れば行けるな』という感じでした」

 そんな肝っ玉の太さも武器の一つ。タイトルを引っ提げ、故郷に錦を飾る。

 40試合で22ホールド、防御率1.86(10月2日現在)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇