ラグビー最後のTL 集客の目玉は五郎丸とオールブラックス
賛否両論渦まく中、11日に全国大学ラグビー選手権決勝が行われ、天理大が早稲田大を55―28で下し、3度目の挑戦で初優勝。関西勢では1984年度の同志社大以来、36シーズンぶり2校目の頂点に立った。
7日に1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)を対象に緊急事態宣言が発令され、スポーツなどの大規模イベントの観客数は収容率の50%以下かつ最大5000人に制限された。今回の決勝は、すでに販売済みチケット(約1万7000枚)に関して政府から適用外とのお墨付きを得て、予定通りに有観客での開催となった。
16日開幕のトップリーグ(TL)も同様に販売済みの入場券は特例が認められ、同日に行われる東芝―NTTコミュニケーションズ(国立競技場)は約2万人の有観客で実施される。日本協会の発表によれば、第1ステージ開幕2節目までの1都3県で予定されている9カードのうち、上限に達した4カードが販売終了(10日時点)。その他の5カードも11日23時59分で販売を打ち切った。
TLは来季から新リーグに移行するため、今季を最後に幕を閉じる。最後のシーズンは集客に苦戦しかねないものの、地方では少なからず目玉カードがある。