ラグビー五郎丸引退へ 辛酸舐めた“悪ガキ”はいい指導者に

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 ラグビー元日本代表の五郎丸歩(34)が、来年1月に開幕するトップリーグを最後に現役を引退することを表明。気になるのは引退後の去就だ。

「所属のヤマハ発動機にアシスタントコーチとして残り、指導者修業を始める予定のようです」(ラグビー関係者)

 2015年のW杯で大活躍し、一躍、国民的ヒーローに。が、翌年に移籍したスーパーラグビーのレッズ(豪州)、仏リーグの強豪トゥーロンでは辛酸をなめた。ケガと実力不足で満足に出場機会すら得られずに1年で帰国。トゥーロンの会長には、「W杯とは別人」「獲得は失敗だった」と酷評された。

「退社して世界に挑戦した五郎丸を再びプロ契約で迎え入れたのがヤマハでした。ヤマハが09年にリーマン・ショックによる業績悪化を理由にラグビー部の縮小を発表した際には、多くのプロ契約選手が他チームに移籍する中、五郎丸は社員契約に切り替えられても会社に残った。両者の結びつきの強さを考えれば、ヤマハで指導者の道をスタートするのが自然です」

 とスポーツライターの永田洋光氏が続ける。

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