大谷二刀流復帰に向けキャンプイン 170キロが期待大の根拠
MLBは今季から本塁打数を抑制するため低反発球を導入。大きさは従来と変わらないものの、約2・8グラム軽量化した。これまでのボールの重さは141・7以上148・8グラム以内だが、新たに採用される球は最も軽いもので138・9グラムとなる。
「大谷に限ったことではないものの、ボールの軽量化は投手にとっては追い風だと思う。気象条件や個人差にもよりますが、軽くなった分、球速が増す可能性もあるからです。僕も現役時代に日本とメジャーのボールを投げ比べた際、日本より重い大リーグ球は球威が落ちた印象があります」(Jスポーツ大リーグ中継で解説を務める評論家の三井浩二氏)
昨季の大谷は、わずか2試合に登板しただけで右肘を痛めて打者に専念した。4月の開幕に間に合えば、レギュラーシーズンは約8カ月ぶりのマウンドになる。
「大谷は実戦から遠ざかっている分、新球に違和感なく適応できるはずです。腕も振れて、直球が走るようになるのではないか」(前出の三井氏)
大谷のメジャーでの最速は163キロも、106マイル(約170キロ)が期待できそうだ。